コミュニケーションが苦手という方は
「相手と何を話そう?」「どんな話をすればいいんだろう?」
と、話し出す前に色々と考えてしまって、なかなか話しかけれない
そんな悩みを抱えている方もいるかと思います。
実は、言葉を使わなくても相手から伝わるメッセージというのがあります。
いつもと何か違うな、という相手の変化に気付き
それに対してアプローチをかけることができれば
相手からの信頼関係もあがります。
そのためには、言葉から伝わるメッセージだけではなく
態度や仕草、表情などから相手の変化を見抜く力が必要になります。
相手の事を観察して見抜く力をNLPでは「キャリブレーション」と言います。
このキャリブレーション能力が身につけば
相手へのアプローチ方法もわかるようになり、会話をするきっかけを作る事もできます。
キャリブレーションは観察力
この能力が身につけば相手との会話をしなくても
相手の非言語メッセージ(表情、声の様子、ボディランゲージ)を受け取り
そのメッセージから、相手の反応を見る力がつき
相手の気持ちや感情の変化を見抜く力がついたり
日々の細かい変化に気がついたりする事ができます。
相手とのラポール状態を築くのにも役に立つので
コミュニケーションを取るのには必要なスキルと言えます。
また、キャリブレーション能力を使い相手を理解し、聞き上手になる事もできます。
キャリブレーション能力を上げるには
話す事が難しいと感じる人でも
日頃から自分の近くにいた場合には
その人の「嬉しい時の反応」「悲しい時の反応」を確認します。
表情、目の動き、体の反応、などの細かな変化を見て行く事で
キャリブレーション能力が身につきます。
他には、好きな食べ物、好きなものを聞いて相手の
姿勢、しぐさ、視線、声の調子はどうなのか?
反対に、嫌いな食べ物、嫌いなものを聞いて相手の
姿勢、しぐさ、視線、声の調子はどうなのか?
このようなところを見て会話をしていると
相手の口には出さない心の声がわかるようになってきます。
相手を理解し、相手から信頼してもらえる3ステップ
相手と話す事ができるという事が前提になりますが
この3つのステップで相手のことを理解する事ができるようになります。
- アイコンタクト
- あいづちを打つ
- バックトラッキング(オウム返し)
アイコンタクトを取る
いきなりハードルが高いかもしれませんが
まずは相手をしっかり見るという事が大切になります。
ずっと見ると言っても視線をずっと合わせられると
相手に不信感を与えてしまうので
視線を適度に合わせる事によって相手に
「しっかり見てますよ」「関心がありますよ」
という事を伝える効果がある。
あいづちを打つ
ステップ1で相手を見ることはできたとしても
ずっと相手を見ているだけでは少し不気味ですよね。
そこで、相手との会話中に
うなずいたり、あいづちを打ったりして
相手に自分の話を興味を持って聞いてもらっていると思わせます。
また、大きくうなずいたり、ゆっくりうなずいたり
緩急をつける事で効果は高まります。
バックトラッキング(オウム返し)
ただ話を聞いて頷いているだけですと
「この人ちゃんと話を聞いてくれているのかな?」
と感じてしまいます。
そこで、ステップ3ではバックトラッキング(オウム返し)
を使い相手の言葉をそのまま返す事で
相手に話を受け入れてもらっている、聞いてくれていると思ってもらえます。
これにより相手のことを理解する事ができ
相手からも信頼してもらえるようになります。
まとめ
キャリブレーション能力を身につける事で
相手の言葉では伝わらない心の声を理解できるようになり
話すきっかけを見つけ出す事もできます。
心の声を理解できるようになる事で
相手との信頼関係つまりラポール状態を築くのに
必要なスキルとなっています。
相手との距離を縮める一つの手段として
今回紹介したキャリブレーション
ぜひ、マスターしてみてはいかがでしょうか。